2010年5月29日土曜日

20歳のときに知っておきたかったこと

(著:ティナ・シーリング)

この本は、自分の中にある“起業家精神”をくすぶってくれる。

そして題名通り、学生のうちに読んでおきたかったと思ってしまう。


著者は、スタンフォード大学で起業家育成につながる講座を開講しており、全米ではトップクラスの評価を得ています。


実際の講座内容や自身の経験、有名起業家(スティーブジョブス等々)の話を例に挙げ、「成功するには」を説いている。


一つ印象に残った部分だけをここでは書いてみよう。


「情熱とスキルと市場が重なり合うところ。それが、あなたにとってのスウィート・スポットです。」


まずは情熱。

仕事は何のためにやるの?という質問があると思います。ほとんどの人は具体的には答えられないかと(まあ、生活のためとか、お金のためとか、資本主義社会だからとか、その類の答えはいくつでもあるとは思いますが、それだと今の仕事をやっている理由にはなりませんよね)。


ここで一つ例を。

最近、ある研究者を追ったテレビ番組を見ました。その研究者の夢は、「誰でも操作できるPCを作ること」でした。

明確な目標だと思いませんか?

要は、PCを操作するのに当たり前のインターフェースに、メスをいれたのです。

固定観念を破っています。

この研究者にとって、仕事=情熱=確かな目標となっています。


さらに彼は、学生の頃は工学専門でしたが、目標達成のために神経系、脳科学系の分野にアンテナを伸ばし、たえずスキルを身につけています。


また、この目標をもう一段階深堀りしてみると、「キーボードとかマウスなしでいかにしてPCを操作するか、子供、お年寄り、障害者でも操作できるインターフェースを作る。」と言い換えられます。

実は、市場もちゃっかり見据えているわけです。特に、障害者に対するPCインターフェースはビジネスチャンスが転がっています。


上記で見たように、この研究者は情熱とスキルと市場のバランスをうまくとっています。


自分も社会人になってしまったので、今後子供でも出来たら「何で仕事をするの?」とか「パパの仕事は何?」とか聞かれるかも知れません(遠い先かも知れませんがw


そのときに、子供にも分かりやすく語れたらかっこいいですよね。

恥ずかしながら自分は、まだ「何で仕事をするの?」に答えられません。


“情熱”と“スキル”と“市場”、この3つを大切にし、語れる答えを探していこうと思う今日この頃でした。

2010年5月23日日曜日

伝える力

(著:池上彰)

この本の著者は、今テレビ等でも活躍中の池上彰さんです。

流石。池上さんの本は分かりやすく、すんなりと読み終えることが出来ました。


以前に読んだ「コメント力」では“切れ味のよい発言”に重きを置いていました。


今回の「伝える力」では、“話す”“書く”“聞く”のトータルから、コミュニケーション能力を上げるすべを紹介しています。

池上さん自身の経験談も盛り込まれているため、説得力がある本でした。


何かを伝えるときの基本、「簡単なことは簡単に」「難しいことも簡単に」。これが中々出来ない。


つい最近もOB訪問の一環で、後輩に自分の会社について話しました。しかし、ついつい難しい言葉を使ってしまい、相手を困惑させることがしばしばありました。


ここで大事なのは、「相手の立場になって伝える」ということです。今回の場合だと、就活生という目線から物事を話せばよかったのです。(一年前は自分がそうだったのに、もう背伸びしちゃったのですよね、お恥ずかしい。)


また、「もう一人の自分を持つこと」。

これは、例えば“ツッコミ”みたいなものだと思ってください。

自分が言う(もしくは書く)ものについて今一度振り返り、それはどういう意味か、本当にそうなのかを常に問いただすこと。


こうしていくと、案外自分は物事の本質を何も知らないって事が分かってきます。

そこで、もう一つ大事なこと。


「謙虚さを忘れずに」


聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。ということでどうしても分からない、というときは上司や先輩にどんどん質問してしまおう。また、無駄なプライドは捨てていきましょう。


あ、そういえば池上さんも“ブログを書くこと”をこの本で奨励していました。

ということで、このブログもしつこくやっていこうと思います。

2010年5月20日木曜日

コメント力

(著:斉藤孝)

この本の著者は、「声に出して読みたい日本語」で有名な斉藤孝氏です。


題名にもなっている“コメント力”とは、会話のシーンや映画、音楽、演劇等に対する切れ味のいい発言力である。


この本では著名人(スポーツ選手や俳優、女優等)や漫画(エースをねらえ、バカボン、ムーミン等)を題材としている。そこで、“いいコメントとはどういうものか”に着目をし、コメント力を身につけるすべを提案している。


確かに、コメントは大事であると思う。例えば、テレビのグルメレポートがいい例で、おいしい物をただ“おいしい”と表現しても視聴者には何も伝わらない。彦麻呂みたいな比喩表現や、石ちゃんの“まいうー”の次から発言されるコメントもいい。印象に残るし、食べに行きたいと思わせてくれる。


日本人は元来、コメント下手の国民かもしれない。しかし欧米では、例えば会議等で発言がないと何も分かっていないバカな奴だというレッテルが貼られてしまう。自分の立場、求められている物、相手が何を意図して話しているのかを考えて、それを端的に表した言葉で発言した人が賢いデキる奴である。


(ここからは、ほぼ持論です。)

例えば、合コンとかでもそうだろう。初めて会った異性に対して、まずはどうコメントしていくか。ただ、“お酒がおいしいね”とか“かわいいね”だけじゃそれで終わってしまう。次の話の展開につながるコメント(話の起爆剤となる)がいい発言だろう。相手が何に興味があるのか、何を話したいのかをいち早く察知して、端的な言葉でコメントしていける奴がモテるのである。


誰でも最初は切れ味のよいコメントが最初から出来るわけではない。最初は下手でも何でも発言してしまってもいいと思う(ある程度、わきまえて発言することは前提として)。10回発言して、3回当たれば打率で言えば3割。なかなかいい成績ではないか。また、失敗することで人間は成長するものだ。何も発言しないのでは、ちっとも成長できない。


最初は、バカだと思われるくらいがちょうどいいかも知れない。逆に、えらそうにしゃべっている人ほど、理論武装で物事の本質を分かっていない確率が高い。


“コメント力”を身につけて、デキる、そしてモテる人になっていこうじゃないか。


2010年5月15日土曜日

グローバル製造業の未来

(カジ・グリジニック&コンラッド・ウィンクラー 訳:ブーズ・アンド・カンパニー)

グローバル競争でいかに生き残っていくか、まさに「Make or Break=「創るか滅ぶか」の分岐点にある今をどう乗り越えるかを提言している。

具体的には、日本メーカーと欧米メーカーの特徴を分析し、それぞれの弱点を克服するような処方箋を提案し、グローバル市場で生き残っていくメーカーの特徴を示している(もちろん、これが答えだとは限らないが)。

特に、「製造観」という点に着目して論じているので、読み進めやすい本である。簡単にまとめると、日本メーカーはボトムアップの製造観、つまり“ものづくり思考”が強いが、事業戦略に欠けているという。反対に、欧米メーカーはトップダウンの製造観、つまり事業戦略に逃げ込み、製造現場に重きを置いていないという。

いままでは、こういった「製造観」の中で企業活動を続け、日本メーカーは欧米メーカーをしのぐ勢いで成長してきた。

しかし、新たに新興国メーカーの台頭が起きている(サムスンとかLGがよい例ですね)。さらに、もしも欧米・新興国連合体による巻き返しが起きたとき、日本メーカーの生き残りが危ぶまれるという。

中国やインドといった巨大市場をターゲットとしたとき、今のままの“ものづくり思考”だけでは太刀打ちできないこと、事業ポートフォリオのイノベーションが必要であることが指摘されている。

この本を読んで、欧米メーカーと日本メーカーの特徴を(なんとなく)整理して確認することが出来た。さらに、グローバル化に伴う戦略等をイメージすることが出来た。

そういえば、最近日本の大手自動車メーカーが金融危機以降、ついに黒字化することが出来たらしいが、それは大幅なコストカットが功を奏したらしい。製造技術が世界トップであっても、それを効率的に、無駄なく、いかに売っていくか、といったことを考えていかないと競争優位な事業活動はできないのだろう。

2010年5月10日月曜日

国家の品格

(著:藤原正彦)

今まで自分は自分の生まれた日本の何を知ってきたのだろうか、と考えさせられた。


論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神。


もちろん、論理や英語や民主主義がダメだということを言いたいのではないと思う(破綻しつつあると表現しているが)。一日本人として、美しい情緒と形を身につけることが品格ある国家を保つ要素であり、日本人として生まれた真の意味であると論じている。


実際に、よく考えてみると自分の中にも、桜を見て春だなと感じ、冬にはスキーがてら山の頂上でアルプスの絶景に浸る瞬間がある。文学や哲学等々にあまり触れてこなかった自分でも、日本の環境で育ったせいか、そういった情緒の片鱗をかいまみることが出来る(と思う)。


せっかくそういった感情を持っているのだから、その日本人としての強みを伸ばしていこうじゃないか。そして、グローバルに伝えていこう。真の国際人になりたいと思わせてくれる一冊でした。

2010年5月9日日曜日

2015年のサービス産業

(著:野村総合研究所)

日本のサービス業の生産性(①)があがらない要因を分析。そこから、どうすれば生産性をあげられるのか?を課題にしている。そこで、実際に生産性をあげることに成功している企業、団体を分析することで、今後のサービス産業の未来に必要な要素を抽出している。

①生産性 : 経済学で、生産活動に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度のこと。あるいは資源から付加価値を生み出す際の効率の程度のこと。生産性=アウトプット/インプット


1.ブランド戦略
サービス業は提供するモノが無形性であるがゆえにブランド化や差別化が難しいとされている。しかし、市場のニーズを先取りし、確固たる理念を発信し続けることで、この壁を越えてきた企業を紹介し、突破口を見出している。その中で私は、ブランドの方向性を示す価値、その価値を顧客に伝達する組織の構築力(どのように組織するか、ノウハウ)が重要だと感じた。


2.顧客アプローチ戦略
企業が目指すべき目標「持続可能な競争優位」の源泉には「違いを作ること」がある。そのアプローチとして「他社と違うところに自分を位置づける」「他社と違う経営資源を持つ」といった手段がある。ここでは、顧客という経営資源をうまく使って、生産性をあげた企業を例に分析を行っている。自社の顧客が誰なのか(細分化して考える)、自社の顧客のニーズが何なのかを徹底的に考える。そこから、顧客との強力なパートナーシップが構築されていくのだと感じる。また、クラウドソーシング(②)という手法の面白さと新規性が、今後のサービス産業に影響を与えるかもしれないと私は考えた。

②クラウドソーシング : 不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態。ウェブサービスのトレンドの一つでもある。


3.業務プロセス改革(=ビジネスプロセス・リエンジニアリング)
サービス業は、モノの「無形性」、生産と消費が同時に行われる「同時性」という2面性から、業務プロセスを細分化することが困難に感じられる。しかし、ターゲットとする顧客の本当のニーズを見極め、自社の理念(ミッション)に沿った経営資源の選択と集中を行わなければならないことが理解できる。


4.人材マネジメント戦略
社員モチベーション再生の組織戦略「VOICEモデル」に沿った分析を行っている。
V:バリューアプローチ 価値感の共有による組織の一体感
O:オポチュニティアプローチ 学習・自己成長・挑戦等による成長機会のデザイン
I:イノベーションアプローチ 従業員の創造性と企業家精神をひきだす
C:コミュニケーションアプローチ 仕事の情熱等を語りあう機会のデザイン
E:エンパワメントアプローチ 社員権限の適切な付与、職場環境のデザイン

組織、人材マネジメントによる影響が大きいサービス産業であるからこそ、この戦略は無視できない重要事項だと私は感じた。


5.サービス産業の海外展開
サービス業は、他の業界(例えば、製造業等)に比べ海外展開が大きく遅れている。これは、国内市場での満足感、企業経営の暗黙化、海外展開ノウハウの欠如が大きな要因だと考えられている。ここでは、いくつかの解決策が述べられているが、私が重要だと感じたのは以下のことである。まずは、市場を大きすぎる塊で見ないこと、平均値で見ないこと、消費スタイルの変化の早さを察知することの3点である。例えば、中国を例にとるならば、中国-上海-富裕層-富裕層の子供達-一定偏差値以上の大学に通う20代のようにセグメントしていくと海外展開していきやすいのかも知れないと思った。また、現地の商習慣に対応した人材マネジメントだ。中国、韓国、台湾では社員を人前ではしかってはいけないという事を初めて知った。このように細かい事まで気を配ることがプロの経営者なのではないか。


【この本を読んで重要だと感じたこと】
サービス業の特性、性質をしっかりと理解し、その上でロジックにとらわれない構想力が重要であること。そして、その構想の仮説検証を繰り返すこと。また、経営資源(顧客、従業員、ノウハウ)を蓄積していくこと。これにより、持続可能な競争優位が実現できる可能性が広がるのだと感じた。

2010年5月3日月曜日

はじめました

ゴールデンウィークまっさかりですね。

天気もいいですね。

ということではじめます!


3日坊主にならないように、

いっぱしのビジネスパーソンとなるために、

合言葉は短時間で高アウトプット!